ミャンマー旅行記 ~その2~

<前回の記事(ミャンマー旅行記 ~その1~)より>

 

前回(その1)の旅行記でもお話したように、
今回はこの旅最大の目的でもある場所を
訪れたお話をします。

 
 

今回の旅(ミャンマー行き)を
最初に思い立ったキッカケが、
正にこの場所を訪れる為でもありました。

 

 

その場所とは・・・

 

 

 

チャイティーヨー・パヤー(ゴールデンロック)です。

 

 

見ての通り、ゴールデンロックは断崖の斜面に
巨大な岩が半分せり出していて、
今にも落ちそうな状態です。

 

それでいて、微妙なバランスを保っていて
落ちそうで落ちない摩訶不思議な岩で、
ミャンマーでは非常に有名かつ格式高い
仏教施設でもあります。

 

 

日本で言うところでは、伊勢神宮クラスに
相当するような場所みたいですね。

 

 

ただ、この場所と言うのが行くのに、
非常に不便な場所にあり、ヤンゴンから
200km離れた高い山の上にあります。

 

 

東京からだと静岡の先まで行ける距離ですね。

 

 

車でも片道5時間以上かかり、アクセスも非常に悪く、
行くのもなかなか面倒です。

 

 

前回(6年前)に私がミャンマーを訪れた時も
本当は行きたかったのですが、ミャンマー滞在が1日だけで、
当然そんな時間はなかったので、前回は断念しました。

 

 

ヤンゴンから行く場合だと本来は現地宿泊して、
じっくりと時間をかけて、この場所を堪能するのが
ポピュラーみたいです。

 

 

ただ、何だかんだ言っても、前回よりも長いとは言え、
今回もミャンマー滞在期間は短くて限られた時間しかないので、
日帰りでヤンゴンに帰ってくる予定にしました。

 

 

ちなみに現地発のツアーであったり、
日本人向けのツアーもあるのですが、
ミャンマーの物価を考えると、
なかなかないいお値段するのでこれは却下です。

 

 

そこでヤンゴン市内を走るタクシードライバーと
直接交渉し、タクシーを1日チャーターして
日帰りで行ってもらいました。

 

 

 

こう言った交渉は、システムの出来上がった
今の日本ではあまり見られないと思いますが、
アジアに行けば日常茶飯事です。

 

 

私もアジア各地に行く度に、現地では
毎日のように行っています。

 

 

この時、値段交渉もしますが、
日本人がほぼ間違いなく直面するのが
東南アジアの風物詩とも言える
運転手の告げる日本人向けのボッタクリ価格。

 

 

そのボッタクリ価格も日本の物価から考えたら
全然安いので、ついつい
 
「別にいいかな~」
 
と思ってしまいそうですが、大抵は実際の
現地相場の2~3倍以上だったりするので、
相場を知っていると解せないですよね。

 

 

私の場合、やっぱりその金額に
そのまま応じるのは解せないので、
そこそこ粘り、納得いける金額になるまで
値段を下げさせます。

 

 

昨年仕事で行ったフィリピンがなかなか面倒な国で、
タクシー10台中8~9台はボッタクリ価格を取ろうと
していました。。。

 

 

その点、ミャンマーは意外に誠実な国で、
大体は相場に近い価格を提示してくるんですよね。

 

 

東南アジアと呼ばれる地域にある国は
私はほぼ大半訪れていますが、
大体の国がボッタろうとするので、
私の中ではそれは当たり前にあるモノくらいに
思っています。

 

 

だから適正価格を言われると、逆に拍子抜け
してしまいそうになります(笑)

 

 

そんなこんなで、現地に行く前は、
この1日チャータータクシーが
想定した金額で見つけられるか?

 

その金額まで値下げ交渉できるか?

 

・・・等々の懸念事項はありましたが、
あっさりと無事に見つかりました♪

 

 

そして、早朝にヤンゴンを出発し、
走ること5時間。

 

 

チャイティーヨー付近までやってきました。

 

 

ただ、タクシーが行けるのは、
ゴールデンロックが鎮座する山の麓まで。

 

 

ここからは専用のトラックの荷台に乗って
山を登っていきます。

 

 

 

 

トラックの荷台にかなりパンパンに
乗客を乗せています。

 

 

 

チャイティーヨーのある場所が
標高1100mでかなり高さなので、
かなりな急勾配のうねった狭い山道を
トラックで登っていきます。

 

 

トラックはそんな道をあり得ないくらいの
猛スピードでガンガン飛ばし、
ほぼジェットコースター状態でした(^^;

 

 

 

 

そうして、揺られること約45分で
ようやくたどり着いた頂上のトラック乗り場。
 

 

更にトラック乗り場からゴールデンロックまでの
参道を歩くこと20分・・・

 

 

 

 

遂にゴールデンロックのある
チャイティーヨー・パヤーに
到着しました。

 

 

 

 

標高1000m超えの高い場所にあり、
到着時の天候もあまり良くなく、
深い霧に包まれていましたが、
何だかそれが逆に神秘的で、
プレミア感のある演出を醸し出してくれました。

 

 

 

 

しかし、ここまで片道6時間以上・・・

 

 

・・・もはや秘境ですね(^^;

 

 

近くで岩を見ると、なかなかスリリングで
危うい状態です。

 

 

 

 

ちなみに、この岩は男性のみ
実際に触れることもできます。

 

 

触れる際は、近くで売られている
金箔を購入する必要があり、
それを岩に貼り付けていきますが、
金箔を貼ることでご利益があるみたいです。

 

 

日本で言うところの神社の絵馬みたいな
ニュアンスのモノですかね。

 

 

 

 

私も金箔を購入し、それを貼りつつ、
実際に岩にも触れました。
 

 

・・・しかし、こんなところに来ると、
ついついこの岩を力一杯
押したくなる邪推な思いが
浮かんできます。。。

 

 

ちなみにこの岩は以前、大地震に見舞われた時も
落ちることなかったくらいなので、
見た目と違っていて、かなり重心は
しっかりとしています。

 

 

だから、人が1人押したところで
当然ビクともしないです。

 

 

ちなみに、この岩がなぜ落ちないのか?

 

行く前は支柱が岩の中心と崖に刺さっていて、
それで固定しているのかなと思っていました。

 

 

ただ見た感じ、支柱はなさそう。

 

現地の言い伝えでは、上の仏塔の中に
仏陀の頭髪が納められていて、
その頭髪がうまくバランスを取っていて、
岩をこの状態でキープしている・・・

 

 

・・・だそうです(^^)

 

 

 

 

それが正しいかどうかはさておき(笑)、
現物を見た私の推測だと、
崖に乗っかっている側の岩内部の質量とか密度が
せり出している側よりもかなり多く、
それにより乗っている側の重量が
極端に重く、重心も相当安定している。

 

 

・・・こう言った理由なのかな?
と勝手に推測してみました。

 

 

いずれにしても、真相は分からずです(^^;

 

 

とにもかくにも、私が6年前から
来たいなと思っていたこの場所への来訪、
何とか実現することができました(^-^)

 

 

 

そして、帰りも再びジェットコースター・・・

 

 

・・・ではなく(笑)、トラックの荷台に乗って
山道を下っていきます。

 

 

そして、山の麓で待たせてあったタクシーに乗り、
またまた5時間近くかけてヤンゴンに戻り、
日帰りでの即席チャイティーヨー弾丸ツアー、
無事に達成することができました。

 

 

アジアの典型的な田舎の秘境的な場所に行ってきたからか、
都会のヤンゴンに戻ってくると、何だかホッとします(笑)

 

 

 

 

この翌日に、ヤンゴン市内の有名どころを
観光したりしましたが、
今回の3日間に及ぶミャンマー滞在、
ひとまずこれで終了しました。

 

 

ミャンマーに今回滞在してみて、
私が6年前に来訪した時と比べてみて
肌で感じたことは前回もお話しましたが、
民主化体制になったことに伴い、
急速に近代化されていること。

 

ただ、その変化に追いつけていないところや
ギャップは街中を歩いていても随所に多々感じますし、
何だかんだ言っても、まだまだれっきとした途上国です。

 

その分、また次回来る時、どんな発展が待っているのか、
楽しみにしていたいと思います。

 

 

次回、今回のもう1つの来訪国でもある
タイについてのテーマでお届けします。

 

 

<(ミャンマー・タイ旅行記(タイ編)~その3<最終話>~)に続く>

関連記事

代表<カメラマン> Koozy (コージー)

代表<カメラマン> Koozy (コージー)

はじめまして、Photo Space Reborn(リボーン) 代表兼カメラマンの Koozy(コージー)と申します。

写真って、目に映る姿・形などの外見や外観がそのまま忠実に写し出されているだけの印象を受けるかも知れませんが、実は内側にある思いや考えなど内面的な部分まで再現されるんですよね。

私の撮影において、特に人を撮る場合、ただカッコ良く、見栄え良く撮るだけでなく、その人の自然な表情や潜在的な魅力を引き出す部分に強くこだわっています。

ここでお会いできたのもなにかの縁かもしれません。
このきっかけをいかして、あなたにとって最高の一枚をめざしませんか?

代表 川本 浩司<Koozy (コージー)>

ページ上部へ戻る